ベテラン安藤宜明(52=神奈川)がよみがえってきた。予選6Rは片桐善也-木村貴宏の先行に乗ってきっちり3着入線。今期初の準決進出を決め「良かったです」とホッとした笑顔を見せた。

近年は度重なる落車で両大腿(だいたい)骨を骨折するなど、選手生命の大ピンチに立たされていたが、地道な努力と諦めない心で復活してきた。「まだ左足はしびれが残っているけどね。普通なら辞めるところだけど、そんなことを言ったら同期に怒られるから頑張れた」と言う。その同期同県の中でもS級上位で戦っている白戸淳太郎が大きな励みになっており、今開催後には沖縄の久米島で、2人で4泊5日の合宿に出かける予定。準決8Rも“不死鳥”から目が離せない。