三谷竜生(30=奈良)が豪快2角まくりで1着。2月高松、奈良に続いてG3・3連続優勝を飾った。

 レースは取鳥雄吾-柏野智典-堤洋の地元中四国ラインが前受け。その後ろに山中秀将-福田知也の南関勢、井上昌己-園田匠の九州両者が続き、三谷-志智俊夫が後方に構えて残り2周。三谷が動くと、山中も反応して取鳥を押さえた。取鳥はなんとか振り払って打鐘過ぎに先行態勢に入ると、マーク柏野がやや離れ気味に追走した。三谷は、この動きに冷静に対応しながら、4番手から休むことなく2角発進。番手に付き直した柏野のブロックの上を素通りして、上がり11秒3の好ラップで押し切った。

 勝った三谷は「準決の失敗を反省して、力勝負に持ち込みたかった。(G33連続Vは)やることをやって結果を出したのでうれしい」と話した。次走は18日からの松山ウィナーズC。G3・3連続Vで弾みをつけて、次はG2制覇を目指す。【杉森洋一】