新田祐大(31=福島)が、成田和也との決勝進出を喜んだ。東王座は先行した関東4番手を確保。最後まで仕掛けを待ち、2センターから踏み込んで成田と決勝行きを決めた。「今日は着拾いみたいになってしまったけど、成田さんと勝ち上がれたので」と、3着にも満足そうな表情を浮かべていた。

 思い起こされるのは4年前の岸和田高松宮記念杯決勝。「成田さんが優勝して自分が2着でしたが、そのときに『新田が逃げ切っていてもおかしくなかったぞ』って言ってもらえた。それがその後のG1が取れたことにつながったと思う。一緒にこの舞台に帰ってこられたし、同じ大会なので、明日はしっかりレースをしたい」と声を弾ませていた。