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F2 ニッカン・コム杯

注目選手

有利な流れで得意のまくり一撃だ

横関裕樹(28=岐阜)

今回のシリーズリーダー横関裕樹が豪快パワーを披露する
今回のシリーズリーダー横関裕樹が豪快パワーを披露する

 デビュー5年目にして、ようやくS級に手が届くようになってきた。近況はかつてないほど自力に安定感が出てきた。2年前、ギアを上げることによって、自力にスピードが加わった。これが躍進へのスタートだ。

 今年3、4月に立て続けに優勝した。3月松阪は谷口明正に乗っての差し切りだったが、続く高知では中団を確保してのまくりだった。強さの秘密は的確な位置取りだ。今までの単調な先行策は影を潜め、流れを見ながら好位を取り切るスタイルが固まってきた。

 今回は上位陣に徹底先行が不在。流れはますます有利だ。自慢のまくり足を温存しながら、積極的な攻めでVを目指す。

◆横関裕樹(よこぜき・ゆうき)
 1988年(昭63)5月2日生まれ。11年、99期でデビュー。師匠は板橋常晶。通算成績は470戦154勝、2着72回、3着41回。176センチ、72キロ。血液型O。

 

その他の主力レーサー

強烈なまくりを武器にV戦線に躍り出る高比良豪
強烈なまくりを武器にV戦線に躍り出る高比良豪
高比良豪(36=福岡)
 ダッシュを生かしたまくりが主武器。4月に連続Vを決めており調子は上々。福井は1番人気伊藤成紀の逃げをまくり切って、続く富山でも強烈まくりで、いずれも好配当を提供した。今回も逆転の一発をもくろんでいる。
榊原洋(38=岡山)
 前場所の和歌山で4場所ぶりに決勝進出を逃したが、好調をキープしている。ただ、勝ち星が少ないのが今後の課題。地元開催の今回、気迫の攻めで伸び勝負だ。
森安崇之(38=香川)
 安定したレースぶりは定評がある。特に不利な展開でも確定板に載ることが多く、3連単には欠かせない選手だ。来期は久々のS級が決まっており、気迫を前面に出したレースが期待できそうだ。
東矢昇太(29=熊本)
 粗さは伴うが一発の魅力は捨てがたい。混戦になったときが出番だ。ロングまくりで前団をひとのみするシーンは穴党にはたまらない。


ボート

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