1予11Rの中野慎詞(24=岩手)は、2センターから追い込み顔負けのコース取りで4着に入った。

「足はたまっていたから(コースは)見えていました。インを突いたのは、少しでも着を上げるためにやった行為です」。たいていの若手ならちゅうちょするコース進入からも、負けん気の強さがうかがえた。

1予8Rでナショナルチームのライバル太田海也が逃げ切ったことに触れても、「人のレースに惑わされることなく、自分のレースをするだけ。これは競技にも通ずることなので」と終始、冷静だった。

2予9Rは、菊池岳仁、寺崎浩平の117期勢との自力対決が待っている。