新田康仁(45=静岡)が場内でチャリティーイベントを行った。

「気候の変動で毎年のように災害が起こる。競輪選手の自分にできることはないか?」と考えた新田。今年9月に台風15号の被害を受けた千葉のガソリンスタンドで、同県の山賀雅仁がポンプをこいで給油するボランティアをしたことにも影響を受けたという。

雨や河川など濁った水を、自転車をこぐ動力で水道水レベルまで浄化する装置をWEB上で発見。開発している日本ベーシック社に連絡を取り「自転車一体型浄水装置」開発プロジェクトの発起人となった。

アニメ機動戦士ガンダムのフリークでもある新田が「赤い彗星1号(仮)」と名付けた装置は「1時間で150人分(300リットル)の浄化水が作れます。もちろん商売にするつもりはないし、まずは各競輪場に置いてもらい、いずれは自治体などにも常設して欲しい」と語った。