これが初のG2参戦となる北井佑季(33=神奈川)から、意外なひと言が飛び出した。

「今まで特選を走ったことがなくて、初めてなんです」。A級1班を経験せずS級に特昇し、今期までS級2班の格付けのため、普通開催やG3では、どんなに競走得点が高くても予選スタートになるからだ。

初物尽くしの今年は、2月高知全日本選抜でG1デビューを飾ると、いきなり準決まで勝ち上がり「どこまでやれるか、自分自身の中で分かった」と自信を深めている。

まずは初日特選10Rで3着までに入り「毘沙門天賞」で、準決フリーパスのレースも“初体験”したい。