G1第63回関東地区選手権が明日8日から江戸川ボートで行われる。

 中田竜太、浜田亜理沙夫妻がG1に同時あっせんされる。夫婦であり、登録番号が1つ違い(中田4547、浜田4546)で104期の同期生だ。中田は「あっせんが同じなのは気にならないけど、同じレースは嫌。やりにくい」。このスタンスに変化はない。

 過去の対戦成績は2回で、ともに中田が先着。直近は17年1月の戸田で1枠中田、2枠浜田で結果は4、5着。「一緒にまくられました。今まで1着はないと思います」と苦笑いする。もう1つは「浜名湖、めっちゃ覚えてますよ」と14年3月のG2MB大賞。中田5枠、浜田3枠で、結果は3、6着だった。記憶が鮮明なのは「向こうはF2で全然スタートを行ってないのに、そのときだけは来た(笑い)」。

 それでも17年1月の戸田は中田が優勝、11Rの特別選抜A戦を浜田が制した。「賞金を我々で全て持って帰った、いい思い出もあります」とリップサービスも付け加えた。

 中田自身は昨年、グランプリ初出場と大きく飛躍した。同時に江戸川に対する思いを変えた。「今まで江戸川の勝負どころで(失敗を)やらかすのは、あまり好きではないという思いがあったから。江戸川の神様が『こいつは知らないよ』となったと思う。呼んで頂けるなら全力で頑張ります」と決意した。

 昨夏以降は調整に自信を失っていたが、1月福岡、2月児島Vで潮目は大きく変わった。夫人の前で初の関東チャンプ獲得に向かう。