【大野義孝のオレに任せろ】

18年の頂上決戦を制する最強の男は誰か-。「オレに任せろ」の大野義孝は、青山周平を本命に抜てきした。4日目11Rは7着大敗したが、車は日ごとに上向いている。跳ねを解消して素早い仕掛けから、SG連続&通算5回目の優勝を狙う。

青山周平のスタート速攻に期待する。15年から始まったVロード。12月の当大会(川口)でSG初制覇すると、16年は5月オールスター(飯塚)を制し、今年は8月オートレースGP(伊勢崎)、11月日本選手権(川口)で優勝。川口は、SG2回優勝と相性は悪くない。

今大会はタイヤの跳ねに苦しみながらも、好枠を生かして勝ち上がった。初日から1枠(4着)、2枠(1着)、2枠(1着)、5枠(7着)。スタートは3日目までトップSを決めた。4日目こそ後手に回ったが、トライアル戦を永井大介に続き2位で通過した。

枠番選択では3枠を指名した。「スタートを切って10周回を逃げたい。何も考えずに頑張る」。青山のボルテージは上がっている。

車の仕上げに力が入る。前検で新品クランクを投入し、シリンダーも交換。初日後はヘッドを交換したが、これは戻している。2日目後はケース交換。3日目後は新品のシリンダーとピストンに交換。4日目の車の手応えは「跳ねもあって分からないところもあるが、もう少し」と最後の調整に全力を傾ける。跳ねはフレーム関係とタイヤで解消させるつもりだ。

対抗は1枠永井。現在のタイヤに換わって最高時計タイの上がり3秒322をマークした2日目の動きを取り戻せば好勝負必至。4日目と同枠の丹村と木村、新品クランクに換えた鈴木の強攻も要注意。(3)=(1)-(6)(4)(8)の6点で勝負。