師走の大一番、SG住之江グランプリ(GP)とプレミアムG1徳山クイーンズクライマックス(QC)の出場者が出そろった。連載「ROAD TO グランプリ&クイーンズクライマックス」でGP18人、QC12人の全出場選手を紹介していく。

<吉川元浩(47=兵庫)賞金2位>

今年は3月戸田クラシック、5月福岡オールスターでSG連続V。「調整が合っていいエンジンを引けたのもある」と語る。昨年、久々に出場したグランプリはフライング休み明けで「体が慣れるまで時間がかかった。今年は昨年の経験もあるし有意義に過ごせると思う」とポジティブにとらえている。今年は史上初のナイターグランプリだが「住之江はナイターばかり走っているし気にならない。楽しみだね」とにっこり。「寒い時期もペラは合わせやすいと思っている。黄金のヘルメットをもう1回かぶりたい」。07年福岡以来12年ぶり戴冠を目指す。

<遠藤エミ(31=滋賀)賞金2位>

今年は5つのSGに参戦し、年末のグランプリシリーズも出場を決めた。それでも本人の自己評価は厳しい。「今年はレースをした感じがしない。SGも出ただけでした」。遠藤ほどの実力者になると、SGに出場するのが目標ではなく、結果を残したいはずだ。それでも女子賞金は2位。トライアル1回戦は1号艇での登場となる。「徳山は好きです。インが強い水面なので、1号艇でスタートができるのはいい。賞金女王もチャンスがある限り狙っていきます」。男子顔負けの豪快ターンが魅力。女子トップの座を奪還する。

※明日はGP&QC賞金1位