レジェンド神山雄一郎(52=栃木)が10度目の宇都宮G3制覇へ気持ちも体も仕上げてきた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、前検日は選手と関係者の密な接触を避けるための措置が取られた。1予を走る22人と特選9人は共同インタビューの際に、記者とは透明なシートで隔てた。神山はデビュー32年目で初の光景を目の当たりにして「あらっ」と声を上げた。そして「走れるのでよかった。練習の成果を出したいからね。室内とバンクでやってきたから」と続けた。

闘争心は衰えない。何度も栄光に輝き、その喜びが次の勝利を求める。「勝ったときに『やったぞ』っていう、うれしさはすごいから。何度やってもね」。

1予8Rから、通算100度目のG3制覇を地元で決める挑戦が始まる。