ファン投票3位に選ばれた西橋奈未(29=福井)がインから押し切り、初のG2優勝を手にした。5コース発進となった田上凜は、まくり切れず6着。差した地元の山田理央が2着で、最内を突いた田口節子が3着となった。昨年3月の当地一般戦で大けがを負い、過酷な経験をした西橋が、優勝で因縁を断ち切った。
ファン投票1万7512票を集め、3位の人気で挑んだ西橋の本シリーズ。当地では昨年3月一般戦で頭蓋骨骨折の大けが。今節はレースだけでなく、自身との闘いの一節でもあった。「苦い思い、痛い思いもした水面だったので1走、1走が、他場にはない緊張感で挑んでいました」。
因縁のある水面でありながらも、オール3連対をキープし優勝戦1枠をゲット。「絶対にまくられると思いました」と、5コースから攻めの姿勢を崩さない田上凜は意識していた。「いいスタートは行けたし勘通りでした」と好発進で行くと、1周1Mでまくろうとする田上を受け止め、イン先マイで初のG2優勝を手にした。「(優勝できたことで)良かったです。いい印象に上書きすることができました」。完全に当地水面をものにした。
優勝戦ではゴールと同時にガッツポーズし、勝利をかみしめながら「あそこでしかファンの方々に、アピールできないと思いましたので」とファンへの恩返しとも言える表現をした。
ビクトリー花火が打ち上げられると同時にウイニングランを実施。レスキュー艇に乗ると、声援を送る大勢のファンに大きく手を振って改めて感謝の気持ちを表し、最後には深々と一礼をした。
次走は、浜名湖で行われるSGオールスターに出場予定。さらなる活躍に注目一直線だ。【前原一樹】





















