松浦悠士(30=広島)は準決12Rで、打鐘4角7番手から小倉竜二を連れて猛然と巻き返した。

先行する中井太祐を一気にまくる会心の走り。勝利を確信していたようだが、中井の番手から小倉の後ろに切り替えた浅井康太に追い込まれ、勝利を許して2着。「浅井さんが強かった。でも、あれを抜かれたのは、ちょっとショック」と首をかしげた。

KEIRINグランプリを控えての最終シリーズ。連日小細工なしで戦っているのは、もちろん大舞台で頂点に立つためだ。「自転車はいじらない。でも、アップの仕方とか、何か考えてみる」。

ほんの少しの不安も残さないために、全神経を集中して決勝に臨む。