日刊スポーツ新聞社制定「第34回競輪年間三賞」の受賞者が決定した。技能賞には2年連続で松浦悠士(30=広島)が選ばれた。

2年連続の技能賞を獲得した松浦悠士は「栄誉ある賞をいただき、ありがとうございます。今年もS班として、ファンに貢献できる走りができるよう努めます」と受賞を喜んだ。

昨年は3月GII福井ウィナーズカップ、8月GI名古屋オールスター優勝とビッグ2冠。GIIIも3勝し、5月には豊橋全プロ競輪も制する大活躍だった。松浦は「1年を通して満足がいく走りができたと思う」と振り返った。

ただ1つ、悔いが残るのが8着に終わったGPだ。逃げる脇本雄太ラインの3番手を確保したが「後ろの郡司(浩平)君を警戒しすぎて、中途半端な仕掛けになった」と反省する。

初戦の和歌山GIII・Vと好スタートを切った今年も、当然、狙いはGPの優勝だ。その前に「同じくらいダービー(日本選手権)を取りたい思いが強い」と前半戦のテーマを掲げた。

◆松浦悠士(まつうら・ゆうじ)1990年(平2)11月21日、広島市生まれ。市立広島工高卒。競輪学校(現養成所)98期生で在校成績は13位。10年7月熊本でデビュー(1<3>(2))。19年小倉競輪祭でGI初優勝、20年名古屋オールスターで2冠目。通算成績は915戦254勝。通算獲得賞金は4億2879万2511円。168センチ、73キロ。血液型O。