強風が吹き荒れた初日3Rは大波乱の決着となった。

女子の西岡成美(25=徳島)が大外から差し込み1着。2、3着に金子龍介(48=兵庫)と松下直也(41=兵庫)が入線。3連単は104番人気の26万5180円。尼崎歴代最高配当6位を記録した。

絶好の展開だった。5コースの金子がスタートからのぞいて攻め込む。人気を背負ったイン向所浩二(48=兵庫)はやや抵抗。西岡は空いた差し場を見逃さず冷静に突き抜けた。「展開ですね。それ一本です。勝つことができて良かったですよ。あのレースはいいエンジンの方が多くて、特訓では金子さんがだいぶ出ていて、道中も追いかけられました。展開を突くことができるので悪くないけど、普通ですね。上積みは限界がありそうなので、乗れるようにしていきます」と笑顔を浮かべていた。2日目は3、12Rの2走。後半は女子戦が組まれている。5枠から再び突き抜けて波乱を巻き起こす。