競走得点を87点まで押し上げた鈴木雄一朗(36=東京)が、予選1Rに自信をのぞかせた。

今節はA級1、2班による7R制モーニング開催。大多数の選手は、気持ちも体もベストで挑めるか疑問の1R(発走は午前8時30分)は避けたいのが本音か。ところが、鈴木は初日の出番が1Rと分かっても平然としたもの。

「アップを始める(午前)5時半はいつも体を動かしている。小5の長男と野球の練習をしたり、3歳の次男と遊んだり。夜に走るより、朝の方がいい」とテンションが上がった。94期の卒業記念チャンピオンはS級経験もあるが、相次ぐけがで頂点への道のりは遠のいた。しかし、ここにきて20年後期はなかった決勝進出が、この21年前期は既に4度と上昇モード。昨年末から街道での乗り込みを増やし、末の粘りも良くした。再びランクアップに挑む鈴木が、いの一番に勝ち名乗りを上げるか注目したい。