年末のガールズグランプリ(GP)を制して新女王となった高木真備(27=東京)が、取手から始動する。

競輪場に到着すると「あっという間にレースが始まるんですね…。もう少し休みたかった。1カ月ぐらい休みたいなと思いましたよ」と、苦笑いで荷物を運び入れた。立川での優勝報告などもあり、歓喜に浸れた時間は10日もなかった。それでも後輩のガールズ選手には「おめでとうございます」と羨望(せんぼう)のまなざしで祝福された。

気になるGP優勝で獲得した高級車は「家の車にしようかなと思っています」と言う。今年の目標は「自分のやりたい戦法、レースをしたい」と掲げる。そして「またGPに乗る」と暮れの平塚を目指す戦いが始まる。新年初戦に注目だ。