ガールズケイリンのトップレーサー・高木真備(27=東京)が3日、引退を発表した。 




京王閣競輪場で引退を発表し、スタンドのファンに手を振る高木真備(2022年4月3日)
京王閣競輪場で引退を発表し、スタンドのファンに手を振る高木真備(2022年4月3日)

昨年12月、ガールズケイリンの最高峰レース、ガールズグランプリで悲願の優勝を達成。初の賞金女王に輝き、人気、実力とも最高潮を迎えている中での幕引きに、ファン、競輪界は大きな衝撃を受けた。


デビューから8年。ガールズ最強世代と称される106期生の1人として、ひた向きに競輪界を支えてきた。その栄光の軌跡を振り返る。


競輪学校卒業直前の高木真備。ショートカットの髪が初々しい(2014年3月15日)
競輪学校卒業直前の高木真備。ショートカットの髪が初々しい(2014年3月15日)

卒業記念レースの表彰台。左から準優勝の高木真備、優勝の石井貴子、決勝3着の小林優香(2014年3月26日)
卒業記念レースの表彰台。左から準優勝の高木真備、優勝の石井貴子、決勝3着の小林優香(2014年3月26日)

デビュー場所の奈良・前検日に検車場で笑顔を見せる(2014年5月8日)
デビュー場所の奈良・前検日に検車場で笑顔を見せる(2014年5月8日)

松戸で待望のデビュー初勝利を挙げて1着ポーズ(2014年6月20日)
松戸で待望のデビュー初勝利を挙げて1着ポーズ(2014年6月20日)

初優勝を飾った玉野の決勝前日に検車場で必勝のVサイン(2014年8月8日)
初優勝を飾った玉野の決勝前日に検車場で必勝のVサイン(2014年8月8日)

地元の京王閣競輪場で(2014年9月8日)
地元の京王閣競輪場で(2014年9月8日)

ファン投票1位コンビの新田祐大(左)と握手(2016年6月20日)
ファン投票1位コンビの新田祐大(左)と握手(2016年6月20日)

プロ野球の公式戦で始球式(2016年7月31日)
プロ野球の公式戦で始球式(2016年7月31日)

ガールズケイリンコレクション(松戸)初優勝のゴールを駆け抜けガッツポーズする高木真備(左)と、3着・梶田舞(中央)、2着・児玉碧衣(2016年8月12日)
ガールズケイリンコレクション(松戸)初優勝のゴールを駆け抜けガッツポーズする高木真備(左)と、3着・梶田舞(中央)、2着・児玉碧衣(2016年8月12日)

ガールズケイリンコレクション(松戸)初優勝を飾り、平原康多(右)らに胴上げされる(2016年8月12日)
ガールズケイリンコレクション(松戸)初優勝を飾り、平原康多(右)らに胴上げされる(2016年8月12日)

ガールズケイリンコレクション(いわき平)出場メンバーがバンクに集合。中央が高木真備(2017年8月13日)
ガールズケイリンコレクション(いわき平)出場メンバーがバンクに集合。中央が高木真備(2017年8月13日)

ガールズグランプリ2017の前夜祭に集まった出場メンバー。右から3人目が高木真備(2017年12月20日)
ガールズグランプリ2017の前夜祭に集まった出場メンバー。右から3人目が高木真備(2017年12月20日)

高木真備といえばピンクにハート柄のフレームやウエア(2017年12月27日)
高木真備といえばピンクにハート柄のフレームやウエア(2017年12月27日)

ガールズケイリンフェスティバル(いわき平)で初優勝(2020年7月12日)
ガールズケイリンフェスティバル(いわき平)で初優勝(2020年7月12日)

ガールズケイリンコレクション(伊東)で3度目の優勝(2020年9月21日)
ガールズケイリンコレクション(伊東)で3度目の優勝(2020年9月21日)

京王閣競輪場で通算300勝の表彰式(2020年11月24日)
京王閣競輪場で通算300勝の表彰式(2020年11月24日)

ガールズグランプリ2021(静岡)の前検日に気合のポーズ(2021年12月27日)
ガールズグランプリ2021(静岡)の前検日に気合のポーズ(2021年12月27日)

ガールズグランプリ2021(静岡)で優勝ゴールを駆け抜ける高木真備(中央)(2021年12月28日)
ガールズグランプリ2021(静岡)で優勝ゴールを駆け抜ける高木真備(中央)(2021年12月28日)

悲願のガールズグランプリ初制覇を果たし、ゴール後に涙(2021年12月28日)
悲願のガールズグランプリ初制覇を果たし、ゴール後に涙(2021年12月28日)

ガールズグランプリ初制覇を果たし、賞金ボードを掲げる(2021年12月28日)
ガールズグランプリ初制覇を果たし、賞金ボードを掲げる(2021年12月28日)

◆高木真備(たかぎ・まきび)1994年(平6)8月17日生まれ。東京・町田市出身。文化学園大杉並高卒。中学からハンドボールを始め、3年時の09年ジュニアオリンピックカップで3位。


13年、競輪学校(現競輪選手養成所)に106期生(ガールズ3期生)として入学。同期は東京五輪代表の小林優香(福岡)、石井貴子(千葉)、奥井迪(東京)、長沢彩(福岡)ら。在校成績は小林に次ぐ2位。卒業記念レースは決勝で石井に敗れて準優勝だった。


14年5月9日に奈良でデビュー(予選5、2着、決勝2着)。初勝利は同年6月20日・松戸(予選1、2着、決勝6着)、初優勝は同年8月9日・玉野(予選2、1着、決勝1着)。特別レース優勝は、ガールズケイリンコレクション(16年・松戸、17年・いわき平=ガールズドリームレース、20年・伊東)、ガールズケイリンフェスティバル(20年・いわき平)、ガールズグランプリ(21年・静岡)。


通算成績は616戦379勝。総獲得賞金は1億1926万2100円。161センチ、63キロ。血液型A。


京王閣競輪場で引退を発表し、スタンドのファンに手を振る(2022年4月3日)
京王閣競輪場で引退を発表し、スタンドのファンに手を振る(2022年4月3日)