ガールズケイリンのトップレーサー・高木真備(27=東京)が3日、引退を発表した。
昨年12月、ガールズケイリンの最高峰レース、ガールズグランプリで悲願の優勝を達成。初の賞金女王に輝き、人気、実力とも最高潮を迎えている中での幕引きに、ファン、競輪界は大きな衝撃を受けた。
デビューから8年。ガールズ最強世代と称される106期生の1人として、ひた向きに競輪界を支えてきた。その栄光の軌跡を振り返る。
◆高木真備(たかぎ・まきび)1994年(平6)8月17日生まれ。東京・町田市出身。文化学園大杉並高卒。中学からハンドボールを始め、3年時の09年ジュニアオリンピックカップで3位。
13年、競輪学校(現競輪選手養成所)に106期生(ガールズ3期生)として入学。同期は東京五輪代表の小林優香(福岡)、石井貴子(千葉)、奥井迪(東京)、長沢彩(福岡)ら。在校成績は小林に次ぐ2位。卒業記念レースは決勝で石井に敗れて準優勝だった。
14年5月9日に奈良でデビュー(予選5、2着、決勝2着)。初勝利は同年6月20日・松戸(予選1、2着、決勝6着)、初優勝は同年8月9日・玉野(予選2、1着、決勝1着)。特別レース優勝は、ガールズケイリンコレクション(16年・松戸、17年・いわき平=ガールズドリームレース、20年・伊東)、ガールズケイリンフェスティバル(20年・いわき平)、ガールズグランプリ(21年・静岡)。
通算成績は616戦379勝。総獲得賞金は1億1926万2100円。161センチ、63キロ。血液型A。