「地元初優出、やっとできた」と安堵(あんど)したのは、山下昂大(30=岡山)だ。

前半7Rは1周2Mで転覆失格。準優12R4枠を控える中、57号機の機力ダウンの要因を作ってしまった。

状況は絶望的かと思われたが、準優12Rは4コースから差して、後続の伸び脅威の酒見、ベテラン島川の追走を1周2Mで振り切った。「転覆してしまったが、調整が間に合って、伸びが良くなっていた」と、足落ちしていなかったことを話し、「展開も良かった」と振り返った。

あらためて57号機については「転覆したが、悪くないとこにいる。全部が中堅上位。エンジンがいいんでしょうね」と好ムード。

12R優勝戦は6枠。19年7月津の一般戦以来となる優勝をもぎ取り、故郷で錦を飾るか。