選手の談話を聞いていると「今日はバンクが重かった」というコメントが出される。

もちろん、否定的なコメントなのだが「重いバンクは大好き。寒いバンクも大好き。これからが俺のシーズン」という選手がいる。10Rに出走する野口裕史(39=千葉)がその人。

「前回の青森(決勝4着)は寒くて、重くて調子が良かったわ。1月ぐらいになればもっと良くなると思う」

その経歴を見ればそのわけが分かる。15年の陸上日本選手権男子ハンマー投げで優勝。20連覇していた室伏広治さんが欠場し、21年ぶりの新王者として話題になった。その分厚い筋肉を見れば、寒さと重さに強いことがよく分かる。

「レースは先行。成績は二の次で逃げる。逃げる練習しかしていないし。格好いい勝ち方しかしたくない。それが先行。今しかできないしね」

初日も同型をなぎ倒すような逃げが見られるだろう。