新井日和(19=伊勢崎)が女子オートレーサー史上初の10代&史上最速でデビュー初優勝を飾った。10代Vは男子レーサーを含めて7人目。

昨年6月にデビューした新井は、19歳8カ月29日での優勝となった。これまでの女子最年少は佐藤摩弥の20歳10カ月3日、男子では黒川京介が19歳5カ月16日。

優勝戦12Rは、青山周平や高橋貢のSGウイナーを相手に1枠で登場した。レース直前に雨が降り、湿走路のコンディションとなったが、ハンデ0メートルからスタートを決めて逃走。後続選手らが突然の湿走路にタイヤを滑らせ、追走に苦労する中、新井はすいすい逃げて、2番手以下を引き離した。今回で5度目の優出で、うれしい結果となった。

新井は優勝インタビューで「信じられない気持ちでいっぱいです。(前回は)惜しいところでつかまってしまった(2着)。絶対、いつかは早く優勝したかった。レース前に雨が降ってきたので(タイヤを)滑らせないようにだけ、頑張りました」と笑顔を見せた。

新井は日本テレビ系の人気番組「秘密のケンミンSHOW」でデビュー前から紹介されていた。