KEIRINグランプリ2022(30日・平塚)出場選手の共同記者会見が20日、都内のホテルで行われた。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3年連続でリモートで実施。注目の北日本勢は4車で結束し、新山響平が先頭を務め、佐藤慎太郎が4番手を固める布陣となった。

今年2冠で前年覇者の古性優作が1番車に入った。

    ◇    ◇    ◇

鍵を握る北日本勢は、4車結束で大一番に臨む。先頭は新山が務め、番手に新田祐大、3番手に守沢太志。4番手を3年前のGP覇者・佐藤が固める。

ただ1人初出場の新山は「まさしく新参者なんですけど、一生懸命頑張ります」と、いきなり笑わせた。「北日本4車の先頭で目いっぱい頑張ります」と、主導権奪取に意欲を見せた。

3番手の守沢は「いろんなレース展開を想定した上で、みんなで意見を出し合って、この並びになった」と説明した。さらに、現在GP3連覇中の“幸運の4番車”に決まり「本当に縁起がいい」とニッコリ。「4車は大きなアドバンテージ」と胸を張った。

番手回りの新田はスーツ姿の他の8人と違い、白のタキシード姿でモニターに登場。「今回久々にGPに乗れるので、精いっぱい頑張る。大先輩の(佐藤)慎太郎さんの許可を得て2番手を回してもらいます」と宣言。7番車については、全G1・6つを制すグランドスラムを達成したこともあり「しっかり7冠目を取れるように」と意気込む。

4番手の佐藤も「守沢のことは認めている。もうコースは見えている」と2度目のVに自信ありげだ。

車番と並びが決まり、決戦ムードは徐々に高まりつつある。【山本幸史】

【KEIRINグランプリ2022共同記者会見・全選手コメント詳細】ここを押すと読めます