オートレース界の大ベテラン、篠崎実(73=川口)が、2つの最年長優勝記録を更新した。12R優勝戦は、10メートルハンデの3枠で登場。3番手スタートから1周バックで2番手へ。2周1角で先頭に立つと、後続の追い上げを振り切り制した。通算117度目の優勝を飾った。73歳10カ月29日での優勝となり、「公営競技史上最年長優勝」と「オートレース最年長優勝」のダブル記録更新となった。

優勝した篠崎は「やっちゃいました。試走が良かったので、あれって思っちゃいました。スタートは失敗しました。とにかく1着じゃないと意味がないので、一生懸命でした。(後ろが)気になって仕方なかった。初めての経験だから、最高のね、ホッとしました。(今後も)できる限り頑張ります」と話した。

公営競技史上最年長優勝は、これまでボートレースの加藤峻二さん(引退)が71歳2カ月13日で最年長だったが、2年あまり更新した。また、オートレース最年長優勝は、鈴木清市(69=伊勢崎)が持つ68歳9カ月4日を5年あまり更新した。

篠崎は通算勝利が1503勝、主な獲得タイトルは85年SG日本選手権、88年SGオールスター。G1は8勝、G2は6勝。