12R展望

優勝戦の進入は枠なりの3対3ですんなり収まりそうだ。

予選トップの渡辺優美(30=福岡)が準優12Rを危なげなく逃げ切って1枠に座った。前検ではパワー不足を訴えていた54号機だが、ペラ調整で上積みし、「足はいい感じ。ボートもいいし、準優はいい内容のレースができた」とバランスが取れて上位の足に仕上げた。スタートも「いい感じで行けてます」と問題なく、すんなり逃げて今月初めの浜名湖ヴィーナスシリーズ以来、今年3度目、宮島では初となる優勝を決める。

海野ゆかり(49=広島)は4日目に調整を外したが、5日目にはしっかり合わせて連勝。初日から5連勝した勢いを取り戻した。伸び、ターン回りともに良く、「2枠でもチャンスのある足」と話す。素早く差してバック勝負に持ち込みたい。

平山智加(38=香川)は、宮島では3節連続の優出。出足中心に足は上位レベル。「相性はいい」と話す宮島で3枠から攻め、当地3度目、通算では38度目のVを狙う。伸びがいい松尾夏海(31=香川)はカド一撃で逆転を狙う。藤堂里香(36=福井)は準優同様5コースからまくり差しを狙い、昨年11月の産休復帰後初Vをあきらめない。後藤美翼(33=東京)は展開を突いて勝機を探りたい