まるでイクイノックス! 黒柳浩孝(42=愛知)が、江戸川のエースエンジン11号機を競走馬に例えて絶賛した。自身は4日目3Rの2着で予選突破を決め、準優12Rの3枠をゲットした。ただし、相棒のエンジンは14号機…。こちらも伸び寄りでかなりの強力機なのだが、冗舌に語ったのは石渡翔一郎が駆る11号機のこと。実際に対戦してみて、よりそのすごさを実感したという。

「石渡翔一郎くんの11号機、あれは別格ですね。スタート特訓から彼がスローからダッシュの自分と同じくらい伸びていくんですから。伸びに特化しようと思ったのを急きょ止めて、本番ではバランスを求めていきましたよ。あのエンジンはすごい。11号機は(10月の一般戦)3デイズの山下流心選手の時から抜けていた。自分の(14号機)はその次のグループですね」。

さらに先日の中央競馬のジャパンカップに例え、いかに11号機がすごいかを力説した。「もうね、石渡翔一郎くんの11号機は(競馬のジャパンカップを勝った)イクイノックスですよ~。僕のが(ジャパンカップ2着の)リバティアイランドくらいで。11号機はえぐい…」。

自身のエンジンについては「伸びに関してはかなりの部類です。準優に入っても伸びは抜けている。安定板の有無はどっちでも大丈夫。付いても付かなくても行ける。道中で伸びるし、つながりがいい。中間速から伸びにかけてがいいんですよ。ダッシュだとそれがより生きるけど、スローでも問題ないですよ」。

話題になった石渡翔一郎は準優に進めず、超抜の11号機はいなくなった。ならば、黒柳の14号機はセミファイナルでかなりの上位クラスといえる。12Rで仕上がりの良さをフルに生かし、3コースまくりで江戸川5度目の優出を狙う。