A級決勝11Rは、前期S級の成清貴之(50=千葉)が主役を張る。

何かと因縁がある2月、そして小田原バンクで、気持ちも体も高ぶる。初日特選で落車したが、準決4Rは塚本瑠羽の猛ダッシュを楽々かわした。今期6場所目で初の準決1着に「初日に転んで逆に、体のずれが直ったかも、はははっ。1着が久しぶり。この時期、そして小田原なんでね」と話を切り出した。

ちょうど20年前の今日22日、南関屈指のマーカーだった東出剛さんが他界した(享年39)。成清にとって東出さんは、同じ田中進氏(36期・引退)の門下で兄弟子。「今日は練習や酒飲みや、ずっと一緒に行動した東出さんの命日。勝ちたかった。それにね、小田原は同期で仲が良かったゴンゾウ(坂本照雄さん、享年40)の地元バンクだから。前検日からいろんな思いが。そして明後日は、息子(龍之介、享年21)の命日。亡くなって3年。ずっと優勝してないから、明日の決勝も勝ちたい」。

いつもは勝っても負けても明るく振る舞う成清が、淡々と意気込みを口にした。決勝は再び塚本マークから、18年1月小松島(S級)以来の優勝となるか注目だ。