133期の香川陽太(21=滋賀)がデビュー初勝利を飾った。4日目2R、5コースの田路朋史が内をたたき、大外から巧旋回でまくり差した。田路のフライングにより、決まり手「恵まれ」での初白星になった。

「来期から4コースまで入ろうと思っていたので、その前に、6コースから勝てて良かった。初めて先頭を走ったので、どんなターンをしたかも覚えていないです。この喜びは母(香川素子)に伝えたいけど、フライング持ちなのに、タッチ(コンマ00)のスタートを行ったから怒られる(苦笑)」。母の忠告を思い出し、笑顔の中にも、反省の色が浮かんでいた。