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田辺ホープ賞 全国7位!大ブレーク88勝

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満場一致で受賞が決まった田辺裕信騎手
満場一致で受賞が決まった田辺裕信騎手

 日刊スポーツ新聞社制定、日本中央競馬会協賛の「中央競馬騎手年間ホープ賞」の選考委員会が26日に開かれ、デビュー10年目の田辺裕信騎手(27=小西)の受賞が決まった。今年は88勝を挙げ全国リーディング7位。初の重賞制覇も果たし、満場一致での選出となった。

 デビュー10年目を迎えた田辺にとって、11年は飛躍の1年となった。これまでの年間最多勝ち星は昨年の37勝だったが、今年は倍以上の88勝。全国リーディング7位、関東では3位に躍進した。ホープ賞受賞の報を聞くと「うれしいですね」と笑顔がはじけた。

 今年を漢字1字で表すと「幅」だろうか。田辺騎手は「技術的なことは、急に変わったと思ってません。今年は得意の小倉開催が多くて、早い時期に流れに乗れました。あとはマツパク先生の顔の広さの影響ですかね。あの厩舎に乗っている騎手ならいいんじゃないかって、厩舎の幅が広がったと思います」と栗東の松田博師に感謝した。関西馬の騎乗は一昨年が14鞍、昨年が13鞍だったが、今年は一気に45鞍に増えた。関東の調教師だけでなく、関西での知名度が急上昇したのも勝ち星増のきっかけのひとつだ。

 幅が出たのは依頼厩舎だけではない。これまではローカルでの活躍が目立ったが、今年は中央開催での勝利が増えた。関西圏の京都、阪神競馬場でも初勝利を挙げ、吉田厩舎のゴルトブリッツに乗ったアンタレスSでは重賞初勝利。昨年の重賞騎乗は10鞍だったが、今年はG1・4鞍を含めて29戦に参戦した。「特に会心のレースはありませんが、エーシンヴァーゴウがサマースプリント王者になれて良かった」と話すセントウルSではG2も制覇するなど、活躍場所とレースグレードの幅も広がった。

 1度つかんだ上昇気流は手放したくない。最終週だった先週の中山では期待馬の1頭であるアロヒラニで未勝利戦を豪快に制するなど、3勝の固め打ち。さらに上を目指す1年になる12年に勢いをつなげた。「今年は勝ち鞍を増やすことにこだわった。でも来年は中身を濃くしたい。重賞をもっと勝ちたいし、クラシックとか大きいレースに乗りたい。もちろん乗るだけでなく、結果も出さないと」。引き締めた表情には、トップジョッキーの自覚が感じられた。【高木一成】

 ◆田辺裕信(たなべ・ひろのぶ)1984年(昭59)2月12日、福島県二本松市生まれの27歳。小西一男厩舎(美浦)所属。競馬学校18期生として02年3月2日中山2Rのアルファジェネラス(8着)でデビュー。同年8月3日新潟12RのヒノデツートンでJRA初勝利を挙げた。今年は重賞3勝を含む88勝を挙げ、全国リーディング7位と躍進した。通算成績は4373戦250勝。163センチ、52キロ。血液型A。

 ◆中央競馬騎手年間ホープ賞 日刊スポーツ新聞社が02年に創設。その1年間で顕著な成長を示し、成果を挙げた騎手を表彰する。G1や重賞の成績、勝利数などを参考に選出。選考委員(関東)は田中聖二(レースグループ長)水島晴之(同次長)岡山俊明(同)今西和弘(同参事)新村明(同)高木一成(中央競馬キャップ)。受賞騎手には賞金50万円が贈られる。表彰式は来年1月5日、中山競馬場で昼休みに行われる。07年から関西地区(日刊スポーツ西日本本社主催)でも選出されるようになった。

 [2011年12月27日8時49分 紙面から]




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