J1新潟は2日、アウェーG大阪戦に0-1で敗れ、昨季から続いたリーグ戦の連続無敗が「10」でストップ。10年にマークしたクラブJ1記録の11試合連続に並ぶことはできなかった。この日のシュート数はわずか3本。前半に限れば1本も放つことができず、15年ぶりのJ1開幕連勝はならなかった。

白星スタートを飾った開幕節のアウェー鳥栖戦(2-1)は後半から巻き返して逆転したが、この日は立ち上がりから後手に回ったまま。相手の圧力を受けて前進できず、敵陣に攻め込む回数も限られた。

相手は途中出場の選手がPKを獲得。だが、新潟の最初の選手交代はPKで失点した直後の後半30分。残り15分となってからの交代は松橋監督が指揮したJ1の試合では最も遅かった。結果論とはなるが、交代策も後手に回った印象。スタメンの11人で試合中に修正して盛り返すことは難しかった。

松橋監督は「終始ガンバさんのゲーム。最少失点だったが課題は残った」と受け止めた。次節は9日、22年ぶりに開幕2連敗を喫した名古屋とホームで対戦する。終始アルビのゲームをして、ホーム初戦を白星で飾りたい。【石川秀和】