アジア大会に参加しているU-21(21歳以下)日本代表は27日、準々決勝でU-21サウジアラビア代表と対戦し、2-1で勝った。

前半31分、MF杉岡大暉(湘南)のパスをゴール正面で受けたFW前田大然(松本)がキープし、落としたボールを最後はFW岩崎悠人(京都)が右足で決めた。同40分に相手のシュートをGK小島享介(早大)が弾いたこぼれ球がDF立田悠悟(清水)に当たってオウンゴールとなり追いつかれた。そして迎えた後半28分、MF遠藤渓太の右からのサイドチェンジを左で受けた前田がペナルティーエリアに切り込んで出したパスを、再び岩崎が右足で決めて勝ち越した。

森保一監督(50)は「選手たちも厳しい戦いの中、よくやってくれた。2得点してくれたのが勝利につながった。選手の成長と修整が出来た。良い形で攻めることを目指していきたい」と、2得点の岩崎をはじめ攻撃陣を評価した。

一方、守備陣の奮闘も評価した。「1失点はしましたけど、粘り強く後ろの部分を守りきってくれた。追加点を許さなかったのが勝利につながった。攻撃陣も良かったが、相手の猛攻をしのいだのも良かった」。

29日の準決勝では、UAEと北朝鮮の勝者と対戦する。森保監督は「これまで通り、次の1戦に向けて準備するのは何の変わりもない」と冷静に語った。