なでしこジャパン(FIFAランク6位)がアジア大会決勝でB組1位の中国(同17位)を1-0で破り、2大会、8年ぶり2度目の優勝を飾った。

後半45分に右クロスを頭で押し込む、劇的な決勝弾を決めたFW菅沢優衣香(浦和レッズレディース=27)は「ここしかないのでニア(サイド)に飛び込んだ。最高でした。でも残り数分あったので、最後まで0点で抑えられて良かった」と喜んだ。

この日は後半11分から途中出場した。「(ピッチに)入ったら、前でボールを収めてチャンスをつくろうと思ったけれど、それが出来た。1チャンス来ると思って、それが出来て良かった」と、味方を信じて決めきった決勝弾だと強調した。

高倉麻子監督(50)は優勝後「攻守ともに世界一を取るには課題があると選手も感じていると思う。選手には、また練習しようと言います」と課題を口にした。菅沢も「来年はワールドカップが控える。チーム全員で修整するところは修整し、挙げるところは上げていって頑張りたい」と19年の女子ワールドカップを見据えた。