日本代表「なでしこジャパン」は北朝鮮を1-0で下して2勝1分け2敗、勝ち点7の3位で今大会を終えた。1位オーストラリア、2位の中国が本大会出場を決めている。
2008年から指揮を執り、今大会で退任する佐々木監督の最終戦。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで4位の日本は、同6位の北朝鮮に対して後半途中から攻め込み、同35分に岩渕(Bミュンヘン)が決勝点を奪った。
オーストラリア-中国は1-1で引き分け。韓国はベトナムに4-0で大勝した。
▽佐々木則夫・日本女子代表監督の話 選手たちは自分たちのリズムでよく頑張ってくれた。この大会は、監督の力不足だった。これから新たななでしこジャパンを結成して頑張ってもらいたい。
▽岩渕の話 最後まで全員で戦って勝利できて良かった。五輪にはつながらなかったが、このメンバーで最後の試合だったので勝って終わりたかった。
▽宮間の話 全員の気持ちが乗った試合だった。申し訳ない思いでいっぱいだったが、チームとして最後まで戦いたかった。これからも1人1人が女子サッカーの代表として頑張らないと。サッカーは終わらない。
▽大儀見の話 最後になってみんなすごい全力でプレーし、気持ちも入っていた。前半を0点で抑えたのが大きいし、前へ行くという姿勢が勝因だと思う。
▽鮫島の話 守備から入ろうと意思統一して臨んだ。コミュニケーションは取れていた。この予選の結果は自分たちの責任。五輪に出られなかった影響は、これから想像以上に出てくると思う。
▽横山の話 (全5試合に出場)国を背負って戦えていい経験ができた。五輪に出られず悔しいが、切り替えてスタートしたい。
▽近賀の話 最後に粘って勝つ、なでしこらしい試合ができた。失ったものは大きいが、同時に得たものも大きい。これからが大事だ。
▽キム・グァンミン北朝鮮女子代表監督の話 互いに五輪の可能性がない中で迎えたが、非常に激しい試合になった。負けはしたが、大会を通じて多くの経験を積むことができた。さらに精進していきたい。