サッカー日本代表は3日(日本時間4日)、サウジアラビア・ジッダで、冒頭以外を非公開で練習した。

 すでに来年のW杯ロシア大会の出場権は獲得しているが、5日(同6日)のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦に向けて入念に調整。練習後、取材に応じたMF柴崎岳(25=ヘタフェ)は開口一番「暑いですね」と話したが、続けて「やるしかないので。(コンディションは)維持しています」と話し、出場への意欲を見せた。

 勝ってW杯出場権を獲得した、8月31日のオーストラリア戦は出場機会がなかった。特に中盤の選手にとっては、今後の代表生き残りが激しさを増すことが予想されるが「どこでも競争はある。中盤だけに限った話しではないので。競争が多いことは日本代表にとってはいいことだし、W杯は11人だけで戦うわけではないので、23人誰が出てもという状況は好ましいと思います。お互い切磋琢磨(せっさたくま)していければ、相乗効果でいい影響を与え合うのではないかと思います」と、現在の状況を歓迎していた。

 現状については「求められていることを、しっかりと評価されるようにパフォーマンスすることが大事。まだ十分な結果を得るには足りない。もっと向上心を持って、満足せずにやることが大事だと思う」と自己分析。サウジアラビア戦に出場すれば、攻守で存在感を発揮するつもりだ。