国際親善試合ハイチ戦(10日、日産スタジアム)に向けて、日本代表は8日、横浜市内で練習を行った。冒頭のみ公開された練習後、取材に応じたMF香川真司(28=ドルトムント)は「インサイドハーフの方がよりフィットすると思う。インサイドハーフの方が、攻撃と守備、両方のバランスを取ることができる」と話した。

 代表ではこれまで、6日のニュージーランド戦でもプレーしたトップ下を務めることが多かった。一方で代表のシステムは、W杯出場を決めた8月のオーストラリア戦を含め、中盤の3人を逆三角形に配し、トップ下を置かないシステムを、ハリルホジッチ監督は1つのベースと考えている。インサイドハーフは、逆三角形となる3人のうち、前に陣取る2人のこと。トップ下を置いても置かなくても、どちらのシステムでも問題なくプレーできることを強調していた。

 また、現在の代表通算出場試合数は、FWカズ(三浦知良=横浜FC)の記録にあと1試合と迫る、88試合となった。「このチームには、それ以上の人もいるけど」と、通算98試合出場のDF長友に気を使いつつも「1試合1試合の積み重ねだと思います。次の試合に出たら必ず、いい仕事ができるようにしたい」と、カズには敬意を表しながら話した。