欧州遠征中の日本代表が、10日の国際親善試合で王国ブラジルと対戦する。

 9日、ブラジルに続き、会場のフランス・リールの「スタッド・ピエール・モーロワ」で公式練習した。

 練習後に取材対応したDF長友佑都(31=インテルミラノ)は、ブラジル戦に出場すれば、日本代表史上7人目の大台到達となる。

 偉業を前にしても“百戦錬磨”、経験豊富なDFは冷静だった。ここまで積み重ねてきた99試合を振り返り、中村俊輔ら先輩や、岡田武史氏ら監督の導きがあったと丁寧に感謝。

 その上で「僕のレベルで100試合。日本のサッカー界として危機感を持たないと。だってブラジルなら僕、出られないですよ」と言った。

 満足しない、謙虚に、さらなる高みを目指す-。この姿勢が、長友のよりどころであり、この10年ずっと出続ける理由、そんな受け答えだった。

 日本-ブラジル戦は10日午後1時(日本時間午後9時)から。