ブラジルFWネイマール(25=パリサンジェルマン)が、競り合っていた日本代表DF酒井宏樹(27=マルセイユ)の頭を左手でたたいた。1度は流されたが、日本代表が前半10分に先制を喫した“原因”となったビデオ判定の結果、後半12分にイエローカードの判定を下された。

 ネイマールは競り合いの中で酒井宏の体を左手で押さえると、体勢を崩した酒井宏の頭を左手の平でパチンとたたいた。倒れ込んだ酒井宏は、頭を押さえてアピールしたものの、主審は流した。

 ネイマールは酒井宏と握手した後、ニヤリと笑ったが、その後、当該シーンを映像で確認したビデオ・アシスタント・レフェリーの依頼を受け、主審がイエローカードを出すと苦笑い。酒井宏は拍手してビデオ判定を評価した。日本代表が泣かされたビデオ判定に、今度はネイマールが一本、取られた格好だ。