今日8日に開幕する東アジアE-1選手権で、男女の北朝鮮代表チームには賞金が支払われないことになった。7日、東アジア連盟会長を務める日本協会の田嶋幸三会長が明らかにした。「我々としては今の国際情勢、それから国連決議を踏まえて、支払うことができないと決めている」。

 出場する中国、韓国の両協会も同調。すでに北朝鮮協会にも伝えられているという。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、国連安全保障理事会の制裁決議を受け、国際社会の圧力が強まっている。

 大会は男子で25万ドル(約2880万円)、女子で7万ドル(約805万円)の優勝賞金が設定されており、2~4位にも賞金が出る。

 一方で、同会長はこの時期に北朝鮮を迎え大会が行われることに「日本が東京五輪を前にして、スポーツと政治がしっかり離れているということ、それを世界に示すいい機会。あらためて入国許可してくださった政府に感謝したいと思います」などと話した。