歴史的惨敗だ。日本(FIFAランク55位)が最終戦で韓国(同59位)に1-4で屈辱の敗戦を喫し、2大会ぶりの優勝を逃した。前半3分にFW小林悠(30=川崎F)のPKで幸先よく先制したものの、日韓戦では42年ぶりとなる前半3失点。後半もゴールを割られ、63年ぶりの韓国戦ホーム4失点を喫した。引き分け以上でバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の初タイトルとなる優勝だったが、宿敵に蹴散らされて2位転落。来年6月開幕のW杯ロシア大会に暗雲が漂った。

 ◆国際Aマッチ4失点 アギーレ監督時代の14年10月14日親善試合ブラジル戦(0-4)以来で、ハリルホジッチ監督就任後ワースト記録。アジア勢相手には84年4月15日のロサンゼルス五輪予選タイ戦(2-5)以来、33年ぶり16度目。93年のJリーグ発足後は初。

 ◆韓国に4失点 ソウルで行われた79年6月16日の第8回日韓定期戦(1-4)以来、38年ぶり4度目。今回のようにホームで4失点は、初対戦だった54年3月7日のW杯スイス大会予選で1-5と敗れて以来、63年ぶり2度目の屈辱。初対戦は東京・明治神宮競技場で行われ、5人が国際Aマッチ初出場。前半16分にFW長沼健がデビュー戦初得点を決めて先制するも、5失点を喫した。