サッカー日本代表が昨年11月に続き、3月に予定している欧州遠征でバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の自宅があるフランス・リールを拠点に戦うことが12月31日、分かった。11月の欧州遠征のブラジル戦で使用した同地のスタッド・ピエール・モーロワという近代的スタジアムとハリルホジッチ監督の自宅は目と鼻の先。指揮官は「庭からスタジアムの屋根が見える」と喜んでいた。

 パリのシャルル・ドゴール空港から高速列車TGVで約1時間、ロンドンからも国際高速列車ユーロスターで1本と交通の便が良く、欧州組が集まりやすい。施設も問題なく、何より指揮官の地元で手厚い歓迎が受けられる利点もある。2試合のうち、少なくとも1試合を戦う方向で最終調整中だという。

 相手については調整中。昨年12月24日にそのリールに戻った指揮官は、成田空港で「(対戦相手の交渉は)かなりいい状態で進んでいる。私の希望がかないそうだ」と話していた。1次リーグで対戦するコロンビア、セネガル、ポーランドに似たチームから選ぶ。

 大事なW杯(ワールドカップ)へ文字通りハリルホジッチ監督の“ホーム”からW杯イヤー、18年の活動のスタートを切る。