日本代表は27日、ウクライナと親善試合を行う。5月の予備登録35人を選ぶ前の最後の試合となる。日本がW杯(ワールドカップ)に出場した過去5大会ではメンバー発表前の試合で数々のドラマがあった。

<W杯メンバー発表にまつわるドラマ>

 ◆98年フランス大会では、韓国に遠征。現役高校生のDF市川らを抜てきし、平均年齢24・1歳と若返りを図ったが、韓国に1-2で敗れた。FW中山が得点しメンバー入り。

 ◆02年日韓大会では直近のノルウェー戦で0-3。その前のレアル・マドリード戦も0-1で敗れたことで、ベテランの必要性が再確認され、本大会は中山とDF秋田がサプライズ選出された。

 ◆06年ドイツ大会は直近のスコットランド戦で0-0。アピールに成功した選手はおらず、1試合前のブルガリア戦で得点したFW巻の活躍が目立つ形となり、本大会メンバーに滑り込んだ。

 ◆10年南アフリカ大会前も、セルビアに0-3で完敗。その前のバーレーン戦はFW岡崎、本田が活躍し、2-0で勝利した。

 ◆14年ブラジル大会前はニュージーランドに4-2で勝ち、得点した岡崎やMF香川、DF森重ら主軸が順当に結果を残した。

 予備登録前最後のチャンスとなるウクライナ戦では誰が活躍するのか、注目される。