8大会連続のW杯出場を決めたなでしこジャパンは18日、3-1で勝利した17日のアジア杯(ヨルダン)準決勝中国戦から一夜明け、同試合の先発メンバーはホテルで休養し、その他の選手がアンマン市内で約1時間調整した。

 練習ではサイドからのクロスに合わせるシュート練習などを入念に行った。FW川澄奈穂美(32)は「クロスはひとつの武器になると思うので、意識してトレーニングしました」と話した。連覇のかかる決勝は、1次リーグ第3戦で対戦して引き分けたオーストラリアとの再戦となった。「1度やっているので、お互い決着をつけることができる。楽しみですし、しっかり考えていきたい」と意気込んだ。

 中国戦では出番のなかったFW菅沢優衣香(27)も「いつ出てもいいように準備しているので、しっかりチームに貢献したいなと思います」と話した。

 また、この日の練習では15、16日を別メニューで調整したMF阪口夢穂(30)も全体練習に合流。フルメニューをこなして元気な姿をみせた。

 決勝のオーストラリア戦は、20日午後8時(日本時間21日午前2時)にキックオフとなる。【松尾幸之介】