サッカー日本代表が21日、東京近郊で30日の国際親善試合ガーナ戦(日産ス)とワールドカップ(W杯)ロシア大会へ向けた国内合宿をスタートした。

 合宿初日のこの日は、20日にリーグ戦を戦った国内組選手らを除いた、一部の海外組選手11人が集結。19日にクラブでの練習中に右足を痛めてホテルでリハビリに努めたFW乾貴士(29=エイバル)以外の10人がピッチに姿をみせ、約1時間半、ランニングやパス回しなどで汗を流した。

 DF吉田麻也(29=サウサンプトン)は「ここから競争になるので、まずはガーナ戦に集中していきたい。(合宿では)体を作り直して、いい状態で試合を迎えたい」と話した。

 ガーナ戦はW杯前最後の親善試合となる。この点については「選手個々がアピールすることもそうですが、いい形でオーストリアでの合宿に入るためにも、いつも以上に勝ちにこだわっていきたい」と意気込んだ。

 FW浅野拓磨(23=シュツットガルト)は「(代表に選出され)アピールする機会を与えてもらった。今年は全然アピールできていないので、全部出し切るつもりでいく」とW杯切符奪取へ意気込んだ。

 所属するシュツットガルトで満足な出場機会を得られなかったことについては「長く試合に出ていないので、90分間走れるかとかそういった部分については何とも言えない。でも自分のプレーを出す自信はありますし、ゴールをとる自信もある。そんなにコンディションは悪くないと自分では思っている」と話した。

 16日に帰国後はジムなどで体を動かしながら調整していたといい、「家族とも会えて、一緒に代表発表を見ていました。多分、僕以上に代表入りを喜んでいました」と笑顔で明かしていた。