サッカー日本代表が21日、千葉県内で30日の国際親善試合ガーナ戦(日産ス)とワールドカップ(W杯)ロシア大会へ向けた国内合宿をスタートした。

 昨年9月のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦以来となる代表復帰を果たした、FW岡崎慎司(32=レスター)は「みんなと会うと、自然とモチベーションが上がる。懐かしいなという感じですね。9カ月ぶりくらいなので」と笑みをこぼした。

 4月のリーグ戦で左足首を痛めて以来、公式戦の出場がない別メニューで調整した。「(けがは)良くはなっているので、動かしながら、できそうなタイミングで(全体練習に)入っていけたら。もう1回、しっかりこっちで確認しながら」と話した。

 西野朗監督からは代表発表の会見で「替えのきかない選手」と評された。それに対して岡崎は感謝しつつも、W杯ロシア大会に対する思いの丈を語った。

 「100%でやれなければ行く意味がない。ただ行くだけでは…自分の年齢的にも行くだけの選手では意味がない。100%でやれるかどうかを最後、ここでしっかり確認して、自分がいる意味、存在価値が出せるなら行きたいと思う。そこは自分自身で判断できる。行きたい気持ちは別にあるが、チームの力になれるかどうか、最後なってみないと分からない。足のこともそうだし。そういう部分を自分自身でチームと確認しながら、やっていけたらいい」。

 囲み取材の最後に、本田圭佑、香川真司と並んで、いつからか「ビッグ3」と呼ばれるようになったことへの質問が出た。「いやぁ…。誰が考えたのか。言われたことなかったですからね、今まで。たまたまじゃないですかね。2人のついでで、僕がたまたま入れたので」。この呼称については、ただただ苦笑いするよりなかった。【今村健人】