ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場した日本代表DF長友佑都(31=ガラタサライ)が22日、古巣のFC東京対横浜F・マリノス戦に駆け付けた。

 長友は、東京のスタッフが着用しているのと同じブルーのJリーグ20周年Tシャツを着て、サングラス姿でVIP席からピッチを見渡し、大型ビジョンに姿が映るやいなや両手を天に突き上げた。人気漫画「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空が必殺技「元気玉」を放つ際にエネルギーを集めるポーズで、ワールドカップ・ロシア大会期間中も、ファンに応援を促す際に「元気玉」という言葉を口にしていた。すかさず、長友の後ろで関係者が長友の頭上に、元気玉を想起させる緑色のバランスボールを掲げると、スタンドが沸いた。

 さらに長友は、東京の選手が試合に勝った際、ゴール裏スタンドでサポーターを前に手をグルグル回して拳を大きく天に突き上げる勝利のパフォーマンス「シャー!」を繰り返した。湧き上がる東京サポーターが“長友佑都コール”を連呼すると、長友は、スタンドで万歳して手を振った。そしてスタンドから身を乗り出して、観戦に来た子どもたちにサインする大サービスぶりだった。【村上幸将】