日本代表次期監督の最有力候補、東京オリンピック(五輪)代表(U-21代表)の森保一監督(49)が22日、茨城・鹿嶋市内で行われた鹿島-柏を視察した。

 試合後、報道陣から交渉の進捗(しんちょく)状況を問われると、苦笑いを浮かべつつ「進捗はしていません。昨日お話しして…、大阪からそのまま帰ってきただけですし」と話した。

 20日に行われた日本協会の技術委員会では、関塚隆技術委員長(57)に人選が一任された。関塚氏からの連絡についても「これといってありません。ただ、いろんなところで、会長の話とか、そういうのは目にしていましたけど。皆さん、そういうのがあって、僕に何かいろいろ質問してきているのかなと思ったりとか。あとでそう思いましたけど」と笑顔もみせつつかわした。

 それでも「ただ、自分の考えとしては、今後、自分の身の回りで、何が起こっても対応していく。そういう考えはしっかりと整理していきたいなという風には、今思っています。お話しできるのは、ここまで(笑い)」とオファーを受けた際の就任には前向きな姿勢をみせた。

 試合については「アンダー世代の代表、オーバーエイジも含めて、日本の力になってくれる選手を見に来ました」としつつ、日本代表としてW杯ロシア大会を戦ったDF昌子源(25)について「コンディション的には心身共に、まだまだリカバリーしきれていないぐらいの状態だと思いますが、すごく落ち着いていて、チームに安心感をもたらすプレーをしていたと思います」と話した。