サッカー女子のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)フランス大会は6日(日本時間7日未明)、コンカルノーなどで1次リーグ第1戦が行われ、C組の日本はMF林穂之香(20=C大阪堺)の決勝ゴールで米国に1-0で勝ち、白星スタートを飾った。同組のもう1試合は、スペインがパラグアイに4-1で圧勝。C組2位につけた日本は9日の第2戦でスペインと対戦する。

 試合が動いたのは、スコアレスで前半を折り返した後半31分。ゴールまで約30メートルの位置で林がボールを拾うと「GKが出ていた」と思い切って左足を振り抜いた。ボールはGKの手をかすめ、ネットへ突き刺さった。自陣でのミスからピンチを迎える場面も多かったが、全員が最後まで体を張って守り通した。同大会は3位が最高成績でチームは初の優勝を目指している。池田監督は「選手たちがハードワークしてくれたので、ベンチでも感動しました」と笑顔をみせた。