試合を視察に訪れた日本代表の森保一監督(50)は選手たちの戦いぶりを称賛した。「攻撃的でアグレッシブな試合だったと思います」と振り返り、「(視察の目的は)いろいろありますけど、Jリーグの試合を少しでも多く見ようということで来ました。東京オリンピック(五輪)世代の選手を見たり、試合を多く見ることは情報量も多くなるので。いいプレーをしている選手は多かったと思います」と話した。

目に留まった選手の名前を聞かれると「個人名は…」と苦笑いを浮かべ「(A代表に呼びたい)それだけのプレーをしている選手はいたと思います」と話すにとどめた。

11月には東京五輪世代のU-21日本代表がUAE遠征を行うが、同時期にA代表も国際親善試合2試合を戦う。東京五輪世代をA代表に招集する可能性を問われると「今の質問はちょっと…」と言葉に詰まり「具体的には決めてないです。アンダー世代でもA代表でプレーした方がいいと思えば、もちろん入れてプレーしてもらいたいと思うし、決まったことではないです」と話した。

また、この試合では9月のA代表の親善試合時に招集するも、10月の親善試合のメンバーからは外れた横浜のMF天野純がプレーしていた。その天野について問われると「チームの中で存在感がある。いいプレーをしていた」と評価を口にした。続けて「代表に1回来てもらって経験してくれたことを選手たちには刺激にしてもらって、力にしてもらえるように活動してもらいたいですし、代表に招集する、しないというのは全ての選手に約束できないが、常に情報を入れて動向はみているので、選手に常に見てるよということはわかってもらえたらと思います」とエールを送っていた。