日本代表が、MF南野拓実(23=ザルツブルク)と伊東純也(25=柏レイソル)が、森保ジャパン初戦となった9月11日のコスタリカ戦に続く2戦連続ゴールを決め、パナマに勝った。代表監督が新体制となって初陣からの2戦連続ゴールは、93年のJリーグ発足以降では、岡田武史体制(97年)のFW呂比須ワグナー、ハリルホジッチ体制(05年)の岡崎慎司以来、3、4人目。

日本はDF冨安健洋(シントトロイデン)が、センターバックとしては史上最年少となる19歳341日で先発に名を連ね、GK権田修一(29=鳥栖)が15年3月のチュニジア戦から、約2年7カ月ぶりにピッチに立った。

日本は、ピッチ全域に、まんべんなく選手を置く、パナマの守備に、攻めを仕掛けても引っかかり、なかなかボールを前に運べない展開が続いた。

その中、前半42分に日本が先制した。中央のMF青山敏弘(32=サンフレッチェ広島)が出したパスに反応した南野が、DFをかわし、ペナルティーエリアで迫るDF2人の間に切り込み、左足で決めた。南野はピッチに両ひざで滑り込み、歓喜した。

後半20分には、中央のMF原口元気(27=ハノーファー)のパスをペナルティーエリア左で受けた伊東からの折り返しを南野がシュート。GKに阻まれたが、こぼれ球に伊東が詰め、1度、DFに阻まれながら、週値で押し込んだ。

森保一監督(50)は、後半21分に南野に代えて、かつてアルビレックス新潟時代にデンカSのピッチで戦ったFW川又堅碁(28=ジュビロ磐田)、南野に代えて代表初招集のFW北川航也(22=清水エスパルス)を投入した。その川又が後半40分、ドリブルで仕掛けた原口のパスをペナルティーエリア内で受けると、DFともつれ合いながらシュート。ボールはそのままゴールに吸い込まれ、判定はオウンゴールも3点目。森保ジャパンが快勝で2連勝を決めた。