日本代表の森保一監督(50)が2月にも2度目の欧州視察を行うことが28日、分かった。

今回のアジア杯で招集を見送った昨年のワールドカップ(W杯)ロシア大会の主力メンバーや欧州でプレーする若手の状態を確認し、欧州クラブと選手の情報共有のために会談するのが主目的になる。大会終了後の代表戦は3月に国内で実施するコロンビアとボリビアとの親善試合になるが、照準は6月開幕の南米選手権になる。

今回は未招集だったドルトムントMF香川ら代表常連組はもちろんだが、南米選手権では国内外の若手の積極選出も検討中。国内では鹿島アントラーズFW鈴木らが候補に挙がっており、ニュルンベルクFW久保やセルクル・ブリュージュDF植田、シントトロイデンFW鎌田らに目を配る可能性もある。また来年の東京オリンピック(五輪)も見据え、五輪世代も候補に加える計画も進める。今冬にフローニンゲンに移籍したDF板倉ら、A代表の戦力にもなり得る存在をチェックリストに入れている模様だ。アジア杯開幕前にけがで離脱したポルティモネンセMF中島の状態確認に向かう可能性もある。

関係者によると2週間ほど国内に滞在した後、出発する見通し。出発日や滞在期間は帰国後に協議のうえ、調整していく。

<森保ジャパン未招集の主な欧州組>

◆ドイツ MF香川真司(ドルトムント)FW宇佐美貴史(デュッセルドルフ)FW久保裕也(ニュルンベルク)

◆イングランド FW岡崎慎司(レスター)

◆フランス GK川島永嗣(ストラスブール)DF昌子源(トゥールーズ)

◆オランダ MF小林祐希(ヘーレンフェイン)※DF板倉滉(フローニンゲン)※DF中山雄太(ズウォレ)

◆ベルギー MF森岡亮太(アンデルレヒト)FW豊川雄太(オイペン)DF植田直通(セルクル・ブリュージュ)MF関根貴大(シントトロイデン)FW鎌田大地(シントトロイデン)

※は東京五輪世代