鹿島アントラーズのFW安部裕葵(20)が南米選手権(コパ・アメリカ=6月14日開幕)に臨む日本代表に初選出され、鹿嶋市内のクラブハウスで取材に応じた。

初のA代表に「プロ3年目でそういう機会を与えていただけたことにはとても感謝しています」と安部。浮かれた様子は一切なく、「ただ選ばれて『代表での生活を楽しもう』というのは良くないと思いますし、その中での競争だったり、他のチームとの戦いで楽しさを感じられるようにしたいと思います」と、真剣勝負の場でのレベルアップを誓った。

今季から鹿島で背番号10を背負う20歳は、キレのあるドリブルや積極的な仕掛け、豊富な運動量を持ち味とするサイドアタッカー。「自分は1対1、個人ではがすことが得意なプレーヤーだと思うので、そういった状況をうまく作れるように。そのためには味方に自分のプレーや良さを分かってもらうことが必要なので、そういったコミュニケーションを大事にしていきたいと思います」と意気込んだ。